こんにちは。店長の水川です。
今日は”不具合改善”の事例をご紹介します。
先日、越谷産業フェスタに出店した時に知り合ったお客様からお電話がありました。
「iPadを設定したいんだけど何が何だかさっぱりわからない。」
とのこと。
ご来店いただいて状況を確認させていただきました。
お電話の感じからすると、初期設定のお手伝いかな?と思っていたのですが
”画面ロック”のパスコードがわからなくなり、中に入れなくなっていました。
そしてiPadと一緒になにやら分厚いテキストや”iPad重要ノート”なるものを
見せていただきました。
こちらのお客様、シニア世代の方で
近所のパソコン教室で月額を支払いiPad講座を週に4日、何ヶ月か受講されたそうなんです。
重要ノートにはgmailとiCloudとお家のWiFiのIDとパスワードが書いてありました。
画面ロックのパスワード欄もありますが、空白です。
ご本人も全く記憶にないとのこと。
これはもう初期化するしかありません。
幸い、消えて困るようなデータは入っていないとのことでしたので、
うちの店のiTunesに繋ぎリカバリーモードから復元を実行しました。
「趣味や暇つぶしにiPadを使いたい」
とお話しされていたので、
練習がてらお客様に実際に操作をしてもらいながら初期設定を済ませて
”YOU TUBE"や塗り絵やクロスワードなどの無料ゲームをダウンロードしました。
英字の大文字の入力の仕方(iCloudのパスワード入力に必須なので)や、
お家に帰ってからのWiFiへの接続方法も伝えました。
「本当に助かった。小遣いをドブに捨てるところだった。」
と、何度も頭を下げてくださいました。
今回のこの出来事、個人的にとても衝撃的であり胸が痛くなりました。
だって、月々決して安くはない月謝を支払って結果、
大文字の入力方法もご存知なかったんです。
画面ロックのパスコードをメモさせることもなく、
月が変わってからはとにかく月謝を支払わないと全く助けてくれないそう。
「こんなことも教わっていないの...?」
何度も心の中で思いました。
「授業は5〜6人の生徒が居て、質問する間も無くどんどん先に進んでいくからさっぱりわからない。」
「他の生徒さんも分かっていない様子だった。」
とお話ししてくださいました。
なんてひどい商売があるんだ...。
それもビジネスなんでしょうが、そんなこと私には絶対にできないなと思いました。
心が痛すぎる。
せめて生徒2:講師1くらいじゃないと授業が成り立たないと思います。
一方的に説明して、あとはテキストに丸投げって。
本当に悲しい気持ちになりました。
最近は、特にリピーターの方々や近所の方から
・iCloudの設定やパスワードのリセット方法
・データのバックアップの方法、USBへの保存方法
・機種変のご相談(笑)
色々受けます。
その度に「水川さん、もうここで講座開いてよ」
と言っていただいています。
うちのお店だと狭いので、近くの市民会館の会議室とかで
そのうちやろうかなと考えています。
操作方法もですが、”いざという時にどう対処するか”という内容でやりたい。
その時は絶対に、マンツーマンか2対1でやろうと今回心に決めました。